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Developers Summit 2017 Summer に登壇しました

こんにちは!そして、はじめまして!IDCFクラウドの開発エンジニアの生江です。2017年6月に入社したばかりの新人おじさんエンジニアです。 前職では企業向け Web サービスの開発を担当していました。守備範囲はデータベース設計からフロントエンド開発までと幅広いですが、最近は美しいCSSを書くことに魂を燃やしてます。好きな食べ物は餃子とビールです。

そんな私ですが、IDCフロンティアに入社してすぐにイベントに登壇する機会がありました。今回は7月28日に開催された Developers Summit 2017 Summer の講演についてご紹介します。

Developers Summit 2017 Summer とは

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▲登壇の様子

Developers Summit (通称デブサミ) は、翔泳社が開催する IT エンジニア向けのカンファレンスで、さまざまな時期に各所でイベントが開催されています。2017 年 7 月 28 日に「エンジニアコミュニティが推進する新しい企業文化と開発の現場」というテーマで Developers Summit 2017 Summer が開催され、登壇する機会をいただきました。

伝えたかったこと

今回の登壇では、コミュニケーションしやすい環境を構築することでチーム活動が活性化することと、活性化事例として改善活動を紹介しました。

コミュニケーションしやすい環境について

会議で意見を述べるときなど、考えを表現することにリスクを感じない状態を「心理的安全」といいます。心理的安全を高めるには、企業文化や風土を改善することのほかに、互いの個性を知り、尊重することが重要になります。

互いの個性を知る機会として、以前は「飲みニケーション」が役割の一部を担っていましたが、価値観の変化などから、現在は飲み会自体が減少傾向にあります。また時間的負担や金銭的負担の観点でもチームメンバー全員が参加できる活動とはいえず、「互いの個性を知る機会」として有効な手段とはいえません。そのため、業務時間内に行うことができるグループワークに注目が集まっています。

私の部署では、数名のチームを作り、パスタとマシュマロを使っていちばん高いタワーを作る「パスタタワー」というチーム対抗ゲームを行いました。部署内で干支ごとにチーム分けをしたため、普段あまり関わらない方たちとコミュニケーションをとりながら、作戦を練っていました。レクリエーションの題材は業務と関係ありませんが、こういった活動が社員同士の個性を知るきっかけになります。

改善活動について

登壇時にご紹介した改善活動の一つである、技術的負債の返済について記載します。 イベントでは私が入社後に最初に取り組んだ「ソースコード内のインデントが統一してない問題」について紹介しました。 現状、高い品質を確保できています(安心してご利用ください!)が、多くの技術的負債が生産性に悪影響を及ぼしています。 さまざまな種類の負債を抱えていますが、例えば、使わなくなったコードは削除することや、適切なタイミングでリファクタリングを行うなど、 簡単にできる負債の返済を始めることでも、生産性を高められると確信しています。

また、周囲の利益を考え、自分のもっているノウハウ・ナレッジも積極的に共有し、生産性を高める活動も行なっています。

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▲Qiita:Teamでの共有例

長期間に渡って開発を継続するためには、技術的負債を溜め込まないことが重要です。 新機能と違って成果の見えにくい活動ですが、よりよいサービスを提供するにあたって、引き続き、さまざまな課題に取り組んでいきたいと決意表明いたしました。

おわりに

登壇資料は、slideshareに掲載しています!

www.slideshare.net

人生初の登壇経験で、いろいろなことを学びました。来場される方を考えつつ伝えたいテーマを絞り込んで熟成させていくことの難しさや、視覚的に判りやすい資料を作るためのノウハウ。意外に苦戦したのが時間枠を意識して話をすすめることです。無事にイベントが終了してほっとしてますが、時間が経つとさまざまな反省点も浮かんできます。このような大きなイベントで登壇する機会はなかなかないですが、今後もテックブログで積極的に情報発信していきたいと思います。引き続きよろしくお願いします!

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