IDCF テックブログ

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【RDB】メンテナンス機能のご紹介

こんにちは、オペレーション本部サービス基盤部の山口です。
今回はIDCFクラウドのRDBサービスで新たに追加されたメンテナンス機能について、ご紹介したいと思います。

メンテナンス機能とは

メンテナンス機能は、ユーザーが決められた期限までに自身に都合の良いタイミングでメンテナンスを実行することができる機能となっています。
今後RDBサービスにおいて脆弱性対策やMySQLマイナーアップデートなどのRDBマシンの更新を行う場合に、この機能を利用してアップデートを行っていただきます。
これまでは当社都合での事前通知による一斉メンテナンスを行ってまいりましたが、今後はユーザーご自身のサービスに影響のないタイミングで実施いただけるようになります。

メンテナンス機能の使い方

それでは、実際にポータル画面からメンテナンス機能のUIを確認してみましょう。

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RDBマシン一覧画面
メンテナンス対象のRDBマシンは、RDBマシン一覧から確認することができます。
画像のように、各マシン欄の一番左にベルマークのメンテナンスアイコンがついているRDBマシンが対象となっています。

対象のRDBマシンを選択すると、画面にはメンテナンスタブが選択されたモーダルが表示されます。
このメンテナンスタブは次のような構成になっています。

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メンテナンスタブ画像

内容欄には、メンテナンス機能で対応するアップデートの内容が記載されています。
(※上記で表示されているメンテナンス内容はsample用となっていますので、今後実際にメンテナンス機能を利用される場合には内容は異なります)

メンテナンスには期限が設けられています。
期限までにメンテナンスが行われなかった場合、最終期限日中のデフォルトで設定されている時間にメンテナンスが強制実行されます。

メンテナンスは予約アップデートと手動アップデートの2パターンで実行することができます。
予約アップデートでは、ユーザーは事前に期限日までの間でメンテナンスを実行する日時を設定しておくことができます。予約された時間になると、RDBマシンは自動でメンテナンスを実行します。
手動アップデートでは、即時メンテナンスを実行することができます。

メンテナンスの種類によっては実行中MySQLが停止いたします。
ユーザー都合で実行タイミングを決めることで、停止したくない時間帯を避けることができます。

メンテナンスを実行してみる

今回は手動でメンテナンスを行いたいと思います。
右下の手動アップデート欄にある「アップデートする」ボタンを押下します。

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アップデートボタンの画像

するとメンテナンスの内容を確認するメッセージが表示されます。
内容に問題がなければこのまま「はい」を押下します。

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メンテナンス内容確認の画像

メンテナンス実行中はステータスがRunningからUpdatingに変わり、RDBマシンの各操作ができなくなります。
このまま待っていただくか、一度モーダルを閉じていただいても構いません。

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メンテナンス実行中の画像

メンテナンスが完了すると、対象マシンのメンテナンスアイコンが外れます。
また、マシンを選択してもメンテナンスタブは表示されなくなります。

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RDBマシン一覧画像
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メンテナンス完了後のタブ画像

最後に

いかがだったでしょうか。
今後RDBマシンにメンテナンスが必要になった際にはメールにて事前通知をおこない、本記事のメンテナンス機能でメンテナンスを実施していただくことが可能になります。
是非この機能をご活用ください。

今後もIDCFクラウド RDBサービスの更なる進化にご期待ください。

IDCFクラウド CDN にオートロードバランス&ヘルスチェック機能が追加されました

こんにちは、エンジニアリング本部エンジニアリング部の伊藤と申します。
IDCFクラウド CDN の開発に携わっています。

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背景

これまで、オリジンサーバーを複数台設定することは可能でしたが、特にそれ以上の機能提供はしておりませんでした。

例えば、複数オリジンにロードバランシングしたい、というユースケースに対応するにも API を駆使して設定する必要があり、GUI で操作することの多いユーザーにとっては設定のハードルが高いものになっていました。

そのため、このように使いたいと思っていても、設定方法がわかりづらく感じている方も少なからずいたかと思います。

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  • CDN
    • デフォルトTTL設定機能を追加
    • オートロードバランス・ヘルスチェック機能追加
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  • RDB
    • 【RDB】 リードレプリカのリソース監視対応
    • 【RDB】MySQL8.0に対応
  • コンピュート
    • 標準提供のテンプレート(CentOS)の追加
  • リージョン
    • 東日本リージョン3の提供開始
  • まとめ
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はじめに

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今回は、GCP 連携サービスの一つであるクラウドストレージの権限設定方法について詳しくご紹介したいと思います。

設定範囲によって異なるクラウドストレージの権限設定方法

クラウドストレージをIDCFクラウドのマルチユーザー機能を使用して、マスターユーザーやパワーユーザー・ユーザーなどの複数のユーザーで利用しているとき、

クラウドストレージの役割設定は、役割をすべてのバケットへ一律に設定したいか、それともバケットごとに設定したいかによって方法が異なります。

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GCP 連携サービスの裏側、少しお見せします

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IDCFは、パワフルなIaaS型クラウドであるIDCFクラウドを中心にサービス展開していますが、実は Google Cloud Platform(以下、GCP ) と連携したサービスも提供していることをご存知でしょうか?

今回は GCP を基盤としたサービスである、 「クラウドストレージ」「データ分析 ( Powered by Google Cloud Platform ) 」(以下、データ分析)の裏側について、アカウントや権限の設計を中心にご紹介したいと思います。

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新卒エンジニアのKubernetes勉強記

はじめに

クラウド本部クラウド推進部の小野里と申します。
新卒で入社した1年目のエンジニアで、IDCFクラウドの新機能開発を担当しています。

IDCFクラウドではクラウドネイティブなサービスを提供できるよう日々尽力しており、そのなかでも Kubernetes は特に注目している技術です。過去には、コンテナを動かすことに特化したLinuxディストリビューションである「CoreOS」のテンプレートをリリースしたり、Kubernetes 関連の大規模なイベントであるKubeConに参加したりしています。

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【RDB】ログエクスポート機能

こんにちは、クラウドSREの鈴木です。

今回は、11/29にリリースしたRDBのログエクスポート機能についてご紹介します。

ログエクスポート機能を利用すると、RDBマシンの「general_log」「slow_query_log」「error_log」をクラウドストレージへ自動および手動でエクスポートすることができます。

なお、本機能のご利用は、クラウドストレージが使用可能になっていることが前提となります。
クラウドストレージのご利用ガイドはコチラ

ログエクスポート機能は、次の方法で利用することができます。

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