こんにちは藤城(@tafujish)です。IDCFクラウドでは、HighIOタイプやベアメタルサーバーにより高速なIOPSを利用できるプランを用意しており、データベースなどの高IOPSを求める用途で好評いただいています。
その一方で、「●●のタイプは何IOPS出ますか?」という質問もしばしばいただきますが、一言で回答できそうで実は難しいんです。IOPSの上限値のことなのか、ベンチマークの値なのか。それが、リードなのかライトなのか混合なのか、シーケンシャルなのかランダムなのか、ブロックサイズは?並列度は?プリコンディショニングした?キャッシュ効いてる状態?などなど、「1万IOPSです」といったように一言で回答できないのです。
「10万IOPS出ます」なんて言った日には、Queue Depthが大きいときの値だから実アプリからはそんなに出ないし、これが元になってトラブルが起きるのではと余計なことまで考え込むと回答できなくなってしまいます。そこで今回は、様々な利用目的の人が見ても、「このIOPSの値が欲しかったんだ」と言える方法を紹介し、IDCFクラウドの高速なIOPSを提供する全タイプに対してベンチマークによるIOPSを計測してみます。具体的には、ezFIOというツールを使えば、様々なI/O性能をベンチマークしレポーティングまでを一気にやってくれるのです。
続きを読む