シュールルルル・・・。静寂の中、遠くから聞こえてくる機械音。 ここは当社の北九州データセンターの廊下。 24時間休みなく稼働するデータセンターの広大な敷地を、ロボット掃除機が休みなく動き続けています。
こんにちは、IDCフロンティアの田辺です。 当社は北九州を含めてデータセンターが9拠点ありますが、今回のエンジニアブログでは各センター(横浜を除く)のハウジングのお客さまに提供しておりますカメラサーバーサービスをご紹介します。
■カメラサーバーとは?
データセンター内のカメラサーバーの映像をお客さまオフィスでご覧いただくサービスです。
シンプルなサービスですが、このカメラ映像の配信によりデータセンターにわざわざ入館しなくても済む場合があります。 例えば、
- 機器購入前にラック内の空きスペースいているか確認したい。
- 機器ベンダーに現地作業を依頼しているけど、現地の様子が気になる。
- 障害などでリモートアクセスできない機器の様子を見たい。
などの場合に有効です。 配信映像はかなり鮮明で、機器に刻印されたシリアル番号などの文字もわかりますし、モニターの文字もしっかり読めます。
また、拡大・首振りなどカメラの遠隔操作も簡単で、スマホでの操作も可能です。
■実際の利用シーン
実際に、サーバー構築現場にカメラを持ち込みますと、現地と遠隔者のコミュニケーションにお役に立っているようです。 現地からは、配線が込み入っていてよく分からない場合や、作業進捗状況の説明など、実際の映像を介して遠隔者とやりとりされています。 遠隔者は、現地のモニター画面を見ながら作業指示することができますので、音声だけよりも効率アップしていると思います。
当社では外国のお客さまとのオペレーションでも利用することがあります。 外国のお客さま、お客さま機器設置場所の北九州スタッフ、現地とは離れた新宿拠点の通訳担当スタッフの3者連携の事例です。
お客さまからの英語による作業指示を、新宿スタッフが翻訳し、北九州スタッフが作業を行うという連携ですが、SW交換や配線作業を無事に実施できました。 事前情報と現実のマウント状況が異なっていた場合もありましたが、映像を介して認識を合わせることで、現地北九州スタッフは慌てることなくひとつずつ作業をこなすことができました。映像の力は本当に大きいと思います。
カメラサーバーはデモ機がありますので、データセンタースタッフにご連絡ください。一度、実際にカメラを操作してみてください!