Docker Swarm概要
Docker Engineを単独に使う場合はどちらかというと開発の段階で使う場面が多いと思います。その場合、自らそれぞれのコンテナを管理しないといけないので、管理が大変だと感じることが多いのではないでしょうか?
そこで今回紹介するDocker EngineのSwarm Modeを利用すると、クラスタリングツールがコンテナの管理を行ってくれるのでコンテナ管理がとても楽になります。 具体的に次のようなことがSwarm Modeを利用で可能になります。
- サービスのスケーラビリティの向上や単一障害点の排除。 例えばふたつのコンテナで構成されているサービスにアクセス数が多くなった場合に、簡単にコンテナを増やすことが可能。
- あるコンテナが稼働しているサーバーが落ちた場合に、自動で別のサーバーにコンテナを再作成。
- Docker Engineがインストールされる複数のサーバーでDocker Swarmクラスタを作成。 複数のアプリケーションそれぞれ違うポート番号使えば、共同にDocker Swarmクラスタに動かすことができます。
- Docker Swarmクラスタを使うことによってリソースの節約や、サービスのスケーリング、アプリケーションのローリングアップデートを比較的簡単に実現。
今回は、Goで作成するサンプルアプリケーションをIDCFクラウド上に作成したDocker Swarmクラスタにて動かしてみます。
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