こんにちは、河合です。今回はIDCFクラウド DNSについて、12月14日にリリースされた2つの機能をご紹介します!
お待たせしました♪ NSレコード対応
これまでレコード操作の対象にネームサーバー(NS)が含まれておらず、追加・削除・編集ができませんでしたが、今回の機能改修でNSレコードも編集できるようになりました。これによって権限委任が可能になりますので、例えばサブドメインをIDCFクラウド環境以外のDNSサーバーで運用したいという方などにもご活用いただけます。
ご利用方法はこれまでの「レコード追加」と同様です(図1)。レコードタイプ選択の一番右に「NS」が追加されていますのでぜひご利用ください!
▲ 図1 NSレコード追加の画面
設定時は次の制限がありますのでご注意ください。詳細は仕様書にも記載がありますのでご参照ください。
レコード名 | |
---|---|
使用可能文字 | 半角英数字(a~z、0~9)、ハイフン(-)、ドット(.)、アンダースコア(_) |
文字数 | 1文字以上63文字以内 |
設定値 | |
---|---|
使用可能文字 | 半角英数字(a~z、0~9)、ハイフン(-)、ドット(.) |
文字数 | 253文字以内 |
※ TTL範囲は600〜86400
※ 一部登録不可のドメイン(RFC2606で予約されているトップレベルドメインなど)があります
では、続けて新機能についてお話します!
レコード一括登録機能が登場
今までは「レコード登録」から1行ずつレコードを登録していただいていましたよね。今回リリースした新機能「バルクインポート」では、このレコード登録を一括でできてしまいます!DNS移管など、大量の設定が必要な際にお役立ていただけます。
▲ 図2 バルクインポート イメージ
登録方法は次の2パターンあります。
- BIND形式のゾーンファイルをインポート
- テキストをコピー&ペースト or 直接入力
▲ 図3 ゾーン選択後の画面でバルクインポートをクリック
パターン1は所有しているゾーンファイルをそのままインポートする方法です。バルクインポートを選択後「ファイルを選択」からレコード登録を行う対象ゾーンのファイルをインポートします。そうするとファイルの記述内容がテキストボックスに反映されます(図4)。この時もし不適切なレコード形式があればエラー文が表示されるので、テキストボックス上でそのまま修正することが可能です。
▲ 図4 ゾーンファイル[idcf-dns.zone]を選択した状態
形式が整ったら右下の「適用」をクリックするとインポート内容が表示されるので(図5)、問題なければ再度「適用」をクリックいただき、最後の確認をするとインポートが完了します(図6)。
▲ 図5 インポート前のレコード確認画面
▲ 図6 インポートしたレコードが追加されているのを確認
パターン2はファイルを読み込ませず、コピー&ペーストでテキストボックスに入力して登録する方法です。また、その場でテキストボックス上に記述していくことも可能です。複数のレコードを一括で手間をかけずに設定できるので、例えば一時的にDNSの挙動を確かめたい時などにも有効的です。テキストボックスにレコード情報が書かれている状態になれば、その先はパターン1で説明した手順と同様になります。
さいごに
今回はIDCFクラウド DNSのアップデート情報についてご紹介しました。
また、このアップデートがあった12月14日、もう1つの変化があったことにお気づきの方はいらっしゃいますでしょうか?実は、同日にIDCFクラウド DNSのロゴをリニューアルしています!
本記事の[図2 バルクインポート イメージ]でもさらっと載せていたのですが、これまでのロゴよりもわかりやすく、IDCFがイメージするDNSサービスがより伝わるようにと生まれ変わりました!ちょっとした変化ではありますが、ユーザーのみなさんにはチェックしてほしいポイントなのでこの場を借りてお伝えしました!(もし古いロゴを見かけたら教えてくださいね)
今後もさらなるパワーアップを目指していますので、ぜひご期待ください。