こんにちは、藤城(@tafujish)です。
昨年度、スパコンやHPCの学会+展示会のSC(Supercomputing Conference)18に参加してきたので紹介します。
sc18.supercomputing.org
SC18への参加理由
SCと言えば、HPC (High Performance Computing)の世界最大のイベントですが、IDCフロンティアにHPCというイメージがあまり無いかもしれません。
しかし実は、GPUクラウドをはじめたことでHPCのお客様も増えてきており、HPCシステムズ様のScience Cloud On Arm HPCを支援させていただいたりと、HPCに関わることが多くなってきました。そこで、GPU担当の私が今回SCに初参加しました。
セッションや展示については、他のサイトを見ると詳しく載っておりますので、初めてSCに参加した気づきを中心に紹介したいと思います。
会場での気付き
会場はアメリカ テキサス州ダラス、もちろん今回はじめて降り立ちました。最低気温が0℃でとても寒かったです。
街中にelectric scooters(電動キックボード)が転がっていて、アプリをインストールするとすぐに利用でき、レンタサイクルのように使えます。
市内の移動に便利で、SC参加者も結構使っているようでした。
SCと言えば、スパコンの世界ランキングTOP500。年2回公開されますが、そのうち1回がSCで発表されます。毎回結果は気になりますよね。
会場では、結果発表の冊子が配布されていました。
また、TOP500のBoFでは、表彰式を見ることができました。TOP500のほか、HPCGやGREEN500もここで表彰していました。
今回のキーノートでもありましたが、量子コンピューターの話があちらこちらで出ていました。
特にIBM Qの展示は美しかったです。
また、Atosにて大規模な量子シミュレーターアプライアンスの展示がありました。
彼らのBoFの中で、量子コンピューターに対応したアルゴリズムがまだまだ少ない現状とのこと。
こういったシミュレーターがきっかけでアルゴリズム開発が捗ることを期待しています。
IDCフロンティアが支援させていただいているHPCシステムズ様のブースもあり、Science Cloud On Arm HPCを展示しておりました。
その他にも気化冷却や水冷システムの実機デモなども行われており、普段なかなか見れない最新技術を見れる貴重なイベントでした。
お邪魔して写真に写りこんできました。
— HPCS_marketing (@HPCS_marketing) November 13, 2018
最後に
初めてでしたが、HPC関連の最新技術を始めとした様々な知識・気づきを得られる非常に有意義なイベントでした。
日本だけでなく、世界中のHPC関係者が多く参加するのも頷けます。
参加したことで良い出会いもあり...詳しい内容に関しては次回エントリーでご紹介したいと思います。お楽しみに!