IDCF テックブログ

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IDCFクラウド CDNサービスにイベントログ機能が追加されました

クラウド推進部のCDN開発チームです。先日IDCFクラウド CDNサービスにイベントログ機能が追加されました。1
この記事ではイベントログ機能の内容や操作方法を紹介します。

イベントログ機能の概要

イベントログ機能は、IDCFクラウド CDNのサービスに関する操作ログを閲覧できる機能です。 閲覧できるサービス操作の例をいくつか紹介します。

  • サービスの作成
  • サービスの起動・停止
  • サービスのクローン操作2
  • パージ処理(キャッシュの削除)
  • サービスの設定変更

イベントログの閲覧方法

イベントログを閲覧するためには事前にサービス作成が必要です。

サービス一覧から、イベントログを閲覧したいサービスを選択しクリックします。今回はtest-idcfという名前のイベントログを閲覧します。

f:id:ishii-idcf:20191205165851p:plain
サービスの選択

サービス詳細モーダルのイベントログボタンをクリックすると、イベントログ一覧が表示されます。 一覧には、イベントの発生日時・操作内容・操作したIDCFクラウドユーザーが表示されます。

一覧への表示件数は5件10件20件の三種類から選択できます。初期表示では20件が選択されています。

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イベントログ画面(一覧の表示件数:5件)

イベントログの情報はFastlyから取得しています。そのため、文章は英語で記述されています。わかりやすさを向上させるため、FastlyとIDCFクラウドで表現が異なる点も存在します。

例えば、BackendはIDCFクラウド CDNの画面でオリジンサーバーと表現されている設定名です。日本ではCDNで配信するコンテンツの取得元を「オリジンサーバー」と表現することが多いため、日本の慣習に合わせて表現を変更しています。イベントログ画面ではオリジンサーバーの操作は下記のような形式で表示されます。

Backend 'オリジンサーバー名' was created on Version 'バージョン番号'

オリジンサーバーの操作履歴を確認したい場合、Backendの文字列を探してください。

イベントログの絞り込み

特定の操作内容を探しやすくするため、イベントログの文字列検索ができるようになっています。3 例えば「いつキャッシュ削除を行ったか調べたい」場合、Purgeと検索窓に入力します。すると、イベントの文字列にPurgeと記述されているイベントログだけ一覧に表示されます。

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Purgeという文字列で検索した様子

イベントログ機能を利用する際の注意点

イベントログ画面で閲覧できる情報は、過去500件分のイベント情報のみです。それ以上のイベントログを閲覧したい場合はAPIを利用する必要があります。イベントログを取得するときはFastlyの/events APIを使用しています。デフォルトだと20件分のイベントログしか取得できません。取得するイベントログ数を引き上げるためにAPIのパラメーターを設定してリクエストしています。

参考として、イベントログ機能で実際にリクエストしているAPIパラメーターを紹介します。

# :service_idはサービスのID名です
リクエスト用URL/events?filter[service_id]=:service_id&page[size]=500

APIを利用すれば、500件以上のログを確認できます。IDCFクラウド CDNサービスのAPIリクエスト方法は、APIドキュメントも合わせて参照してください。

curl -X POST https://cdn.idcfcloud.com/api/v1/events?filter[service_id]=:service_id&page[size]=600 \
-H "X-IDCF-CDN-APIKEY: APIキー" \
-H "Accept: application/json"

イベントログ機能を活用すると、どのユーザーがいつサービスに変更を加えたのか確認できます。操作履歴の調査などに役立てていただければ幸いです。


  1. https://www.idcf.jp/help/cloud/releasenotes/

  2. 一度有効にしたサービスの設定を変更するためには、設定のバージョンを新しく作成する必要があります。バージョンを作成する行為をクローンといいます。

  3. IDCFクラウド CDNの基盤にはFastlyを採用しています。Fastlyの画面にはイベントログの検索機能は存在しません( 参考 )。

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